O.G.A. For Aidの震災復興プロジェクトは「包括的な取り組み」です。私たちは災害や危機発生の際には、教育、経済、コミュニティの分野で再生が必要と考えています。長期的で持続的な成長のためにはこの3つの分野は不可欠です。プロジェクト規模を決定するにあたり、この3つの分野の移行期をあらかじめ予測することに重点を置いています。 O.G.A. For Aidのプロジェクトの原則は拡張性、持続性、エンパワメントです。
おばあちゃんのまごころ便 を通して南三陸町で伝統加工品を生産する「ぬくもり工房」の活動を支援しています。おばあちゃんのまごころ便から得られる寄付金は、「ぬくもり工房」の活動を支援だけではなく、現地の子供たちのワークショップやアウトドア・イベント開催に使われます。
おばあちゃんのまごころ便についての詳細・お申込方法はPDFにて詳細をご覧頂けます。
東日本大震災後、宮城県南三陸町の主婦の方たちが中心となり、復興に向けた取り組みの一環として食品加工 場「ぬくもり工房」を立ち上げました。現在ぬくもり工房では、地元の素材を使って味噌や漬物などを手作りし、近隣 スーパーや商店街店舗などで販売することで地域経済の活性化に努めています。
O.G.A for Aid が開催する大きなコミュニティイベントの1つがサンタ ソウル トレインです。東北7カ所で実施され、総勢約400人の子ども達が参加するイベントです。日本各地と東北の子ども達とコミュニティを繋ぐことを目的にしています。クリスマスカードを通して、東北の被災者に「忘れていない」ということを伝えます。また、東北の子ども達はネパール地震の被災者にクリスマスカードを送り、国を超えた繋がりを作ります。
写真やビデオは inspire311.org からご覧いただけます。
Place to Grow は、子ども達が農業について学べる場所を提供すると同時に、子ども達の地元定住を促進し、最終的には地域に雇用を生み出すことを目指しています。
こ のプログラムは、2011〜2014年の間、減災、PTSD、建設、農業、コミュニティ・社会開発、医師そして地元の方々や被災者自身など幅広い経験を有 する方々と共に活動することにより学んだ事をベースにデザインしました。私たちが見たり、聞いたり、経験した事に基づいており、リアルタイムでのフィード バックがPlace to Growの基礎となっています。
被災地の子ども達が大人になってもずっと覚えていられるような楽しい子供時代を築くためのに、今私たちができること - それは子ども達がリラックスしながら学べる場所、わくわくするような体験を用意することです。「Place to Grow」では、被災地の子ども達が農業を取り入れた体験教室を通して、町の復興と共に成長していきます。
被災直後、ばらばらになった家族は数週間かけて互いの無事を確認し、多くの人が帰らない人となった中、手狭な避難所に身を寄せ、プライバシーもなければ悲しみにひたる場所もなく、大きなストレスを感じ不自由な思いをしています。このプロジェクトでは、子供たちのことを思い、これからどうしようかと途方に暮れるご両親のストレスや動揺を和らげるように努めます。
世界の人々や政府が瓦礫の撤去作業に焦点をあてていますが、私たちは母親、父親、祖父母が再会し、家族で一緒に幸せな時を過ごすことで、生活を立て直していくことができるようサポートします。夏休みのフィールド・トリップ、卒業式に子供たちに贈る花束、学校の特別行事、夏休みのスポーツ・キャンプ、外国語クラス、パソコン教室、ベビーシッター等、見えない部分でのサポートが復興には必要なのです。
インターン は、生徒を個人から企業、そして行政レベルで外国人との交流を促進する役割を果たします。生徒は英語のレッスン、セミナーだけではなく、気軽に参加できる異文化に関するディスカッションを通して異文化理解を深めます。
若い 農業関連企業がブランド確立、野菜加工を目指しています。
津波で土地も産業も破壊されました。直後の持続可能なビジネスの再建が最も重要になります。
被災地の多くの方々は農業については理解していますが、高齢化により、農業を次世代に継承していくことが困難になっています。荒地の開墾なんて不可能だと誰もが口を揃えて言いましたが、やることが決まり、いったんプロジェクトが始動すると、皆で集まり力を合わせ、3年後にはGFM(グリーンファーマーズ宮城)のチームが3ヘクタールの土地を開墾することに成功し、南三陸町で最大のきゅうり生産者へと成長しました。
町 のインフラが災害で破壊され、町の中心部が壊滅状態に陥った後、地域住民の方々は持続可能なビジネスを取り戻し、維持して行くのにご苦労されています。被災地に継続して観光客が訪れることが地域の経済再建に役立ちます。多くの観光目的のプログラムは地域経済再興に寄与します。ターゲットとする市場は2つです。
このユニークなサービスでは、援助物資の配布ボランティアに対し、地域の文化、歴史、産業、再建を通して、季節ごとの集中的な学習の機会を提供することで継続して学生になってもらうことに注力しています。
コミュニティ・ラーニング・センターは、空きスペースを再生し、そのスペースを利用して能力開発プログラムを行うプロジェクトです。ここでは 年齢を問わず、誰でもコンピューターの使い方や英語を学ぶことができます。一方で、テレビを見たり友だちとおしゃべりしたり、ゆったりと過ごすこともできます。町内に散財する仮設住宅に離れ離れに住む被災者が集まり、楽しい時間を過ごす場所がコミュニティ・ラーニング・センターです。
また、私たちはここで地元住民と他の地域から来た人をつなげたり、時には外国から来た人たちをもつなげています。ここは人が人と出会う場所。「多文化交流の中心」としても機能しているのです。
災害または危機後の再建には数十年かかります。高齢層も若年層も一緒になって取り組まねばなりません。こういった中で、教育課程外で学ぶ機会が得られれば、地域のコミュニティ、商業、産業のより良い運営と再建に向けた準備・エンパワメントとなります。